第3回「サクソルンと仲間達」
「Kouppa」プロフィール
東京都出身
9歳よりトランペットをはじめる。
これまでに福井功、古屋誠孔、マスター
クラスにてMatthias Hoefsの各氏に師事。
日本大学芸術学部音楽学科卒業、
同学科卒業演奏会出演、ヤマハ管楽器
新人演奏会第21回金管楽器部門出演。
現在、フリーの奏者として多方面で
活動する傍ら、島村楽器ミュージック
スクールトランペット科講師として、また
アマチュアバンド、部活動などの指揮者
及び指導者としても活動している。
『東京ニュースカイオーケストラ』
リードトランペットレギュラーメンバー。
 
過去の講座
2007/2/21
第1回「はじめまして」
2007/3/22
第2回「木管と金管」
2007/5/10
第3回「サクソルンと仲間達」
2007/6/11
第4回「唇を振るわすことに慣れよ」
2007/7/9
第5回「例えるならパスタ?」
2007/9/4
第6回「ベルとハンマー」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
前回は、金管と木管の話のなかでサクソルンという楽器を例に挙げました。
   
  サクソルンは、A.Saxさんが19世紀に発明した金管楽器で、
  「サックスさんの作ったホルン」だから"Saxhorn(サクソルン)"なんですね。
  この聞き慣れない楽器、実は現在もその進化系として、
  あるいは構造上同類の楽器としてたくさん活躍しています。
  例えば、低音を担うテューバや、吹奏楽には欠かせないユーフォニアム、
  トランペットに似た仲間のコルネットやフリューゲルホルンなんかも、
  これらは全てサクソルン属といわれ、トランペットやトロンボーン、ホルンとも区別されています。
   
  コルネットはトランペットを少々ずんぐりむっくりさせたような形の楽器で
  主にトランペット奏者が演奏しますが、トランペットと同じ種類の楽器ではありません。
  どう違うのかというと、一番大きな理由は前身の楽器がそれぞれ違うので、
  構造が異なるということです。
   
  先に述べたように、コルネットはサクソルンなどから派生して生まれたサクソルン属で、
  さらに管の径が歌口側からベルに向かって終始徐々に広がっていく構造になっている、
  いわゆる円錐楽器と呼ばれます。
  これに対してトランペットは歌口からベルまで径がほとんど変わらない楽器で、円筒楽器と呼んでいます。
  またトランペットの歴史は古く、角笛などラッパの先祖は紀元前から登場しており、
  ギリシャ・ローマ時代にはトランペットの原形と言われる物があったそうです。
   
  円錐と円筒、この構造の違いがもたらす大きな違いは主に音色に現れます。
  金管楽器でいえば、ホルンを含め円錐楽器は丸く柔らかな音色が特徴。
  (サクソルンは高音楽器から低音楽器まで統一された音色を目指して作られた円錐楽器群。)
  トランペットやトロンボーンを代表とする明るく華やかな音色は、円筒楽器の持ち味です。
  ですからこれからトランペットを吹く皆さん、華やかな音でカッコ良く、パンパカパーンと
  演奏できるように頑張りましょうね!!
  吹く前から厄介な話ばかりをしてしまいましたが(汗)、さてさて次こそは実践的に
  音を出す話に入りましょう。
  次回からは音の出し方に伴いトランペットの構造ついても触れていきたいと思います。
   
  はたして、ちゃんと音が出るでしょうか…??
   
「おしえて!Kouppa先生」のコーナーでは、皆様からのお便り、ご質問をお待ちしております。
トランペットのことに限らず、楽器全般について、Kouppa先生が答えていきますので、どしどしお寄せ下さい。
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