第5回「例えるならパスタ?」
「Kouppa」プロフィール
東京都出身
9歳よりトランペットをはじめる。
これまでに福井功、古屋誠孔、マスター
クラスにてMatthias Hoefsの各氏に師事。
日本大学芸術学部音楽学科卒業、
同学科卒業演奏会出演、ヤマハ管楽器
新人演奏会第21回金管楽器部門出演。
現在、フリーの奏者として多方面で
活動する傍ら、島村楽器ミュージック
スクールトランペット科講師として、また
アマチュアバンド、部活動などの指揮者
及び指導者としても活動している。
『東京ニュースカイオーケストラ』
リードトランペットレギュラーメンバー。
 
過去の講座
2007/2/21
第1回「はじめまして」
2007/3/22
第2回「木管と金管」
2007/5/10
第3回「サクソルンと仲間達」
2007/6/11
第4回「唇を振るわすことに慣れよ」
2007/7/9
第5回「例えるならパスタ?」
2007/9/4
第6回「ベルとハンマー」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マウスピースでアヒル音、出来るようになったでしょうか??
  ブーと音を鳴らしていると、唇の血行が良くなってきます。
  血の巡りが良くなって弾力も良くなり、神経もより敏感になってきたところで、
  今回はアパチュアという内容に入ります。
  アパチュアとは、バズィングをするときに唇が振動する為に必要な息の通る道の大きさや、
  唇の形状などを指して言う言葉です。
  前回までは、とにかくマウスピースで唇を振動させることに慣れてもらうために『アヒル音』を
  出してもらいましたが、実際このまま楽器にマウスピースを装着して同じ様に吹いても、
  皆さんのイメージされるトランペットの音とは掛け離れたような、
  きっとホラ貝より悲惨な音が出てしまうでしょう(苦笑)
  いわば準備体操のようなもので、唇の主に中央部の組織を程よくほぐし、
  感覚神経の反応を良くする為のウォーミングアップと考えてください。
  これからトランペットらしい音を出すためのアパチュアを作ります。
  唇をまず軽く閉じましょう。唇の表皮、薄皮一枚で唇が閉じられているような状態をイメージしてください。
  唇を硬く結んだり上下から押し潰したりせず、皮一枚触れ合う感じで。
  薄皮一枚で塞がれた口の真ん中から、他人に聞こえないくらいの小さな息を吐き出します。
  薄皮一枚を僅かな息の圧力でプッと開いて真っすぐな細い息の筋を作ります。
  真ん中に細く集まらないときは、上唇や下唇をややすぼめる等してうまく工夫してみてください。
  あくまで皮一枚で塞がれているということを忘れずに。
  太さの目安は、息の筋の根本を指先の腹で確認したとき、例えるならスパゲティの太さ位に
  感じられれば良いでしょう。指の太さより幅広になってしまってはいけません。
  また、鏡を見て確認しても良いですが、
  視覚的に中央でなくても唇が真ん中だと感じている場所から息が出ていれば大丈夫です。
   
  細く真っすぐな息が出来ましたか?
  その息の通り道が振動する場所だと考えてください。マウスピースを当てて、
  その場所が振動させられればいいのです。
  ただ、マウスピースを唇に当てると唇の内側の柔らかいところが出過ぎてしまったり、
  うまく同じ様に息の通り道を作れないかもしれません。唇に押し当てすぎたりせず、
  うまく工夫して当てるようにしましょう。
  唇をうまく振動させ、ビーっと赤ん坊の泣き声(?笑)のような音が鳴れば成功です。
   
  音をより良く鳴らす為に、なるべく唇の表面を狭い範囲で楽に振動させ、
  決して強すぎる息によってアパチュアが大きくならないようにしましょう。
  難しいですが、頑張ってください。
   
  今回はここまでにしましょう。
  次回は息遣いについてお話します。
   
「おしえて!Kouppa先生」のコーナーでは、皆様からのお便り、ご質問をお待ちしております。
トランペットのことに限らず、楽器全般について、Kouppa先生が答えていきますので、どしどしお寄せ下さい。
【宛先】電話:048-722-5174/FAX:048-722-9980/MAIL:mail@suwagakki.com
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